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脳神経外科専門医|へなお
1cmの病変をミリ単位で射抜く脳の定位放射線治療をはじめ、脳神経外科手術や脳血管内治療の最前線に立つ現役の勤務医です。
日々は精密機械のような精度で脳と向き合っていますが、一歩病院を出れば、学生時代のラグビーで鍛えた体力で趣味のサウナに毎日通い詰める「おじさんサウナ―」でもあります。
このブログでは、難解な脳科学を「サウナでのととのい」や「日常のふとした疑問」にのせて解説。
脳ドックや認知症診療の経験も交えながら、誰よりも分かりやすく、時にシュールな世界観を添えてお届けします。
あなたの脳を少しだけアップデートして、明日からの生活を豊かにする知恵をスクラムを組むような情熱で発信していきます!
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【サウナの脳科学】なぜ1セット目で「ととのう」のか?回数の個人差を現役脳外科医が徹底解剖!

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  • サウナの王道は「サウナ→水風呂→休憩を3〜4セット」と言われていますが、なぜその回数が「正解」とされているのでしょうか?
  • 最近、1セット目の休憩でいきなり「強烈なととのい」が訪れ、2セット目以降はそれほどでもない……という不思議な体験をしていませんか?
  • 1セットで昇天する人がいる一方で、10セット繰り返しても全く「ととのわない」人がいる。この残酷なまでの個人差はどこから来るのでしょうか?

「あの入り方で本当に合ってるのかな…?」

「今日は何度入っても全然気持ちよくならない…」

そんなモヤッとした不安や疑問を、サウナ好きの脳神経外科医が脳科学の視点からやさしくひもといていきます。

今回のテーマは、ズバリ「ととのいの回数」

1セット目で昇天?それとも3セットの王道?サウナにおける「ととのうタイミングと回数の謎」を脳科学で説き明かします。

CONTENTS

王道の「3セット神話」崩壊?1セット目の奇跡

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へなお先生

私は普段、脳神経外科医として、手術室の無影灯の下でミリ単位の神経や血管と格闘しています。

手術が終わると、極度の緊張で張り詰めた脳を解放するために、近所のサウナへと足を運びます。

サウナ愛好家(サウナー)の間では、長らく一つの絶対的な「神話」が存在してきました。

「サウナ室で限界まで汗を流し、水風呂で急速冷却し、外気浴で休憩する。これを3〜4セット繰り返すことで、極上の『ととのい(サウナトランス)』が訪れる」というものです。

私も長年、このセオリーを忠実に守り、2セット目まではいわば「助走」と考え、3セット目の内気浴あるいは外気浴で最大の快感を得るためのペース配分をしてきました。

へなお先生

しかし最近、私のサウナライフにある「異変」が起き始めました。

なんと、1セット目の水風呂から上がり、インフィニティチェアに腰掛けた瞬間に、宇宙に放り出されたような強烈な「ととのい」が訪れることが増えたのです。

そして不思議なことに、続く2セット目、3セット目では、いくらサウナ室の滞在時間を延ばしても、1セット目のような突き抜ける快感は訪れません。

「あれ?今日のととのいのピーク、もう終わっちゃった?」と拍子抜けしてしまうのです。

読者の皆さんの中にも、同じような体験をしている方がいるのではないでしょうか。

1セット目でいきなりととのう人。

セオリー通り3〜4セット目でととのう人。

そして、いくらセットを重ねても「ととのい迷子」になってしまう人。

同じ人間の脳と体なのに、なぜこれほどまでに「ととのうタイミング」に違いが生じるのでしょうか。

へなお先生

今回は、脳外科医のメスを使って、この「セット数とととのいの深い関係」を、医学、心理学、そして脳科学の視点から徹底的に解剖していきましょう。

なぜ「3〜4セット」が一般常識(王道)とされているのか?

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へなお先生

そもそも、なぜサウナは「3〜4セット」が一番良いと広く言われているのでしょうか?

誰かが適当に決めたルールなのでしょうか? 実はこれ、医学的・生理学的に見て、非常に理にかなった「自律神経のシーソーゲーム」に基づいています。

自律神経の「揺さぶり」と振れ幅の最大化

サウナ室(100度近い灼熱)に入ると、体は生命の危機を感じて「交感神経(アクセル・戦闘モード)」をフルスロットルにします。

次に水風呂(15度前後の極寒)に入ると、今度は急激な冷却から身を守るため、さらに交感神経が急上昇します。

そして外気浴(休憩)に出た瞬間、危機から脱した脳は一気に「副交感神経(ブレーキ・リラックスモード)」へとスイッチを切り替えます。

へなお先生

この「熱・冷・休」のサイクルは、自律神経のシーソーを力任せにギッコンバッタンと大きく揺さぶる行為です。

人間の体は非常にうまくできており、1回目の揺さぶりでは、まだ体が「本当に安全になったのか?」と警戒しているため、副交感神経の振り幅がそこまで大きくなりません。

しかし、2回、3回と同じサイクルを繰り返すことで、血管の拡張・収縮のポンプ機能が完全に仕上がり、血流が全身の隅々(毛細血管)にまで行き渡ります。

深部体温もジワジワと上がり、筋肉の緊張も完全に解けていきます。

「もう完全に安全だ、完全にリラックスしていいんだ!」と脳が確信し、副交感神経のシーソーが”ドカン!”と底まで振り切れるのが、おおよそ「3〜4セット目」なのです。

「助走」としての1・2セット目

例えるなら、1セット目はカチカチに錆びついた扉をこじ開ける作業。

2セット目はその扉に潤滑油を塗る作業。

そして3セット目に、その扉が勢いよくバーン!と全開になり、極上の快感(ととのい)という光が差し込んでくる、というイメージです。

へなお先生

これが、長年多くのサウナーによって支持されてきた「3セット神話」の生理学的なメカニズムです。

異変!なぜ「1セット目」でととのってしまうのか?

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へなお先生

では、なぜ私のように「1セット目でいきなりピークが来てしまう」現象が起きるのでしょうか。

ここには、現代人特有の「脳疲労」と「感覚のコントラスト」が深く関わっています。

脳と体が「極限まで疲弊」している(限界突破状態)

1セット目で強烈にととのう時の最大の要因は、サウナに入る前の段階で、すでに脳や体が「極限のストレス状態(交感神経過剰)」にあることです。

長時間の難易度の高い手術を終えた後や、過酷な残業が続いた金曜日の夜など、脳内がストレスホルモン(コルチゾール)でパンパンになっている時。

この状態でサウナ→水風呂の強烈な刺激を受け、外気浴の椅子に座るとどうなるか。

張り詰めていた交感神経の糸が、プツンッ!と一瞬で切れます。

マイナス(極度の疲労・ストレス)の状態から、いきなりプラス(リラックス)の状態へと引き上げられるため、その「落差(コントラスト)」がとてつもなく大きく感じられるのです。

本来なら3セットかけてゆっくりとシーソーを傾けるところを、疲労という名の重りが一気にシーソーをひっくり返すため、1セット目で爆発的な「ととのい」が起きます。

「最初の1杯目のビール」理論(限界効用逓減の法則)

経済学や心理学に「限界効用逓減(げんかいこうようていげん)の法則」というものがあります。

へなお先生

真夏の仕事終わりに飲む、冷えた生ビールの「最初の1口目」は悪魔的な美味しさですよね。

しかし、2杯目、3杯目と進むにつれて、最初の1口目ほどの感動は薄れていきます。

サウナも同じです。

特にサウナに通い慣れて「入り方のコツ(自分のベストな熱さと冷たさ)」を体が完全にマスターしている場合、体は最も効率よく1セット目で快感をキャッチします。

脳が「ああ、この刺激が欲しかった!」と一気にホルモンを放出してしまうため、2セット目以降は「もう十分満たされました」という状態(ドーパミンやエンドルフィンの放出が落ち着く)になり、1セット目を超える感動が来ないのです。

サウナの環境(温度差)が完璧すぎた

たまたまその日のサウナ室のセッティング(温度・湿度)が自分にとって究極のストライクであり、水風呂の温度が完璧に冷たく、外気浴の気温や風の抜け具合が神がかっていた場合。

1セット目から完璧な物理的刺激が入るため、助走なしで一気にピークに到達してしまいます。

悲劇!10セットしても「ととのわない」のはなぜか?

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1セット目で昇天する人がいる一方で、「今日は絶対に大きくととのうぞ!」と意気込んでサウナに来たのに、3セット、5セット、果ては10セット繰り返しても、全く「ととのい」の波がやってこない……という悲しい日もあります。

この残酷な現象には、いくつかの明確な医学的・心理学的な理由が存在します。

へなお先生

いわゆる「ととのイップス」ですね。

「ととのわなきゃ!」という強迫観念(交感神経のロック)

ととのわない最大の原因は、皮肉なことに「ととのうことへの過剰な執着」です。

「今日は高いお金を払って有名施設に来たんだから、絶対にととのうぞ!」

「あれ?2セット終わったのにまだ来ない。次こそは!」

このように考えている時、あなたの脳は「ととのいという目標を達成するためのミッション」に取り組んでしまっています。

これはつまり、脳がずっと「戦闘モード(交感神経優位)」のままでロックされている状態です。

ととのい(副交感神経へのシフト)は、心身が完全にリラックスし、「すべてを委ねた無防備な状態」にならなければ訪れません。

意識すればするほど、ととのいは逃げていく。

これは心理学的なパラドックスです。

脳内ホルモン(ドーパミン・エンドルフィン)の枯渇

サウナに頻繁に通いすぎている(週に何度も、長時間のセットをこなしている)サウナジャンキーによく起きる現象です。

サウナの熱刺激によって分泌される「β-エンドルフィン(脳内麻薬)」や「ドーパミン(快楽物質)」には、脳が「慣れ」を起こします。

強い刺激を頻繁に受けすぎると、脳は「またこの刺激か」と鈍感になり、ホルモンを出し惜しみするようになります。

これを医学的には「受容体のダウンレギュレーション(感受性の低下)」と呼びます。

10セットしてもととのわないのは、あなたの脳の快楽タンクが一時的に枯渇し、刺激に対してストライキを起こしている状態なのです。

単純な「体調不良」と「水分不足」

睡眠不足、二日酔い、あるいは極度の空腹状態でサウナに入ると、体は「リラックス」どころではなく、本能的に「生命の維持」に全エネルギーを注ぎます。

特に水分が不足していると、血液がドロドロになり、サウナ最大のメリットである「血流の劇的な改善」が起きません。

脳に新鮮な酸素と栄養がいかないため、ととのうどころか、頭が痛くなったり、のぼせたりするだけになってしまいます。

医学的アプローチ:セット数と「血流・深部体温」のイノベーション

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へなお先生

ここからは、現役医師としての視点から、セット数によって体内で起きている「医学的(生理学的)な変化」にメスを入れてみましょう。

血管の「筋トレ」は回数を重ねるごとに仕上がる

サウナ(熱)で血管が広がり、水風呂(冷)で血管が縮む。

この急激な変化は、血管の壁(平滑筋)にとって強烈なストレッチであり、一種の「血管の筋トレ」です。

1セット目では、まだ血管は「ビックリして縮こまっている」状態の場所も多く、血流の改善は部分的です。

しかし、2セット、3セットとこのストレッチを繰り返すことで、血管の弾力性が増し、全身の毛細血管(指先や足先まで)が完全に開通します。

これを医学的には「血管内皮細胞からのNO(一酸化窒素)分泌の最大化」と言います。

何度もセットをこなしてやっとととのう人は、この「血管の完全開通」に時間がかかる(普段の血流が悪い、冷え性であるなど)傾向があります。

HSP(ヒートショックプロテイン)の産生と深部体温

サウナの熱ストレスによって、体内の細胞からは「ヒートショックプロテイン(HSP:熱ショックタンパク質)」という、傷ついた細胞を修復してくれる魔法のタンパク質が産生されます。

このHSPを効率よく増やすには、体の内側の温度である「深部体温」を約38度まで引き上げる必要があります。

1セットの短いサウナでは、皮膚の表面が熱くなるだけで、深部体温はそこまで上がりません。

3〜4セットかけて、お湯に浸かったり、サウナ室の時間を調整したりしながら「じっくりと体の芯まで温める」ことで、初めて大量のHSPが産生され、翌日の「圧倒的な疲労回復感」や「肌のツヤ」に繋がるのです。

つまり、「ととのい(脳の快感)」だけで言えば1セット目で到達可能ですが、「細胞レベルの修復(医学的メリット)」を最大限に引き出すには、やはり複数セットかけて深部体温を上げることが推奨されるのです。

心理学的考察:セット数による「期待値」とプラセボ効果

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へなお先生

心理学の視点から見ると、「何セット目でととのうか」は、その人の「期待値のコントロール」に大きく左右されます。

「ととのい」の儀式化(ルーティン)

長年「3セットが王道」と信じてサウナに入り続けていると、脳の中に強固な「ルーティン(儀式)」が形成されます。

「1セット目は下茹で、2セット目は本番前の準備、3セット目でいよいよととのうぞ」というプロセスを脳が記憶しているため、実際に3セット目の休憩に入った瞬間、脳が「はい、予定通りリラックスのスイッチを押しますね」と自動的にプラセボ効果(期待による効果)を発動させます。

パブロフの犬が鐘の音でよだれを出すように、「3セット目の外気浴の椅子」というシチュエーション自体が、ととのいを誘発する強力な心理的トリガーになっているのです。

「マインドフルネス」の深度

サウナ室の熱さ、水風呂の冷たさ、そして自分の呼吸。

これら「今、ここにある感覚」だけに意識を集中させることを、心理学や瞑想の世界で「マインドフルネス」と呼びます。

1セット目でととのいやすい人は、入った瞬間に日常の雑念(仕事の悩みなど)を切り離し、瞬時にマインドフルネス状態に入るのが上手い人です。

逆に、セット数を重ねないとととのわない人は、「明日の会議どうしよう」「今日の夕飯何にしよう」といった雑念(脳のデフォルト・モード・ネットワークの暴走)を消すのに時間がかかっている状態です。

熱と冷たさの刺激を何度も繰り返すことで、ようやく強制的に思考がストップし、マインドフルネス状態(ととのい)に到達できるのです。

脳科学が暴く「ととのい」の魔法:セット数ごとの脳内ホルモン分泌

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へなお先生

いよいよ、私の専門領域である「脳科学」の視点から、セットごとに脳内でどのような化学物質(ホルモン)が分泌されているのか、その劇的なシーケンス(連続的変化)を解き明かします。

1セット目:「アドレナリン」の爆発と「エンドルフィン」の初動

1セット目のサウナ室。

100度の熱という強烈な生命の危機に対し、脳は「戦うか逃げるか」のスイッチを入れ、「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」を分泌して心拍数を跳ね上げます。

同時に、この強烈な熱(痛み)を和らげるため、脳の視床下部から医療用モルヒネの数倍の鎮痛効果を持つ「β-エンドルフィン(脳内麻薬)」が分泌され始めます。

水風呂に入り、外気浴に出た瞬間、アドレナリンの興奮が急激に引き、エンドルフィンの多幸感だけが残ります。

疲労困憊の時に1セット目で強烈にととのうのは、この初動の「エンドルフィン・シャワー」を脳が最もダイレクトに感じるからです。

2セット目:「ドーパミン」による快感のブースト

2セット目に入ると、脳は「お、またあの熱さと冷たさが来るな。次は気持ちいいぞ」と学習しています。

ここで分泌が強まるのが、報酬系のホルモンである「ドーパミン(快楽物質)」です。

ドーパミンは「期待」している時に最も分泌されます。

サウナ室で汗をかきながら「あぁ、早く水風呂に入りたい…!」と渇望している時、あなたの脳内はドーパミンで満たされています。

3セット目(王道):「オキシトシン」と「セロトニン」の究極の凪(なぎ)

3セット目の内気浴あるいは外気浴。

血流が完全に開通し、深部体温も上がりきった状態です。

ここでついに、脳波はリラックスを示す「α(アルファ)波」に切り替わり、心の安らぎをもたらす「セロトニン(幸福ホルモン)」が大量に分泌されます。

さらに、温かいお湯(またはサウナの熱)と、皮膚を撫でる外気の心地よい風という「触覚刺激」が、脳に「誰かに優しく抱きしめられている」というスキンシップと同じ錯覚を起こさせます。

これにより、愛情と絆のホルモン「オキシトシン」が分泌されます。

アドレナリンの興奮、エンドルフィンの多幸感、ドーパミンの快感が通り過ぎた後、最後に訪れる「セロトニンとオキシトシンの究極の静寂」。
これこそが、3〜4セット目で到達する、最も深く、最も穏やかな「真のサウナトランス(ととのい)」の正体なのです。

追加の話題!「ととのい」を最大化する環境要因とマインドハック

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へなお先生

最後に、セット数に関わらず「ととのいの質」を劇的に引き上げるための、脳外科医流のちょっとしたハックをご紹介します。

「五感の遮断」で脳のCPUを解放する

ととのい(マインドフルネス状態)を阻害する最大の敵は「外部からの不要な情報」です。

テレビの音、常連客の大きな話し声、明るすぎる照明。

これらが入ってくると、脳の視覚野や聴覚野が無駄にエネルギーを消費してしまいます。

へなお先生

内気浴あるいは外気浴の際は、できれば「耳栓」をしたり、タオルで目隠しをして「視覚」をシャットアウトしたりしてみてください。

五感を意図的に遮断することで、脳の計算リソース(CPU)が一気に解放され、1セット目からでも深いととのいの底へ潜ることができます。

水風呂の「温度の羽衣」をあえて壊す

水風呂に入ってじっとしていると、体の表面に温かい水の膜(温度の羽衣)ができ、冷たさを感じなくなります。

へなお先生

ここであえて、少しだけ手足を動かしてこの羽衣を壊し、「冷たい!」という刺激を皮膚のセンサー(冷覚受容体)に再入力してみてください。

この強烈な物理刺激が、その後の内気浴あるいは外気浴での「副交感神経への揺り戻し(振り子の幅)」をより一層大きくし、強烈なととのいを誘発してくれるはずです。

しおづか

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まとめ:回数に縛られるな。自分だけの「脳内スパーク」を愛せよ

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へなお先生

サウナのセット数と「ととのい」の関係性…いかがでしたでしょうか。

「3セットが正義」というのは、自律神経のシーソーを完全に振り切り、深部体温を上げて細胞を修復するための、極めて理にかなった「王道」です。

しかし、疲労困憊の時に訪れる「1セット目の奇跡の昇天」も、脳内ホルモンのコントラストが生み出す、紛れもない真実の「ととのい」です。

逆に、何セットやってもととのわない日は、「今日は脳がととのうことを拒否しているくらい、執着してしまっているな」「少し疲労が溜まりすぎているな」という、体からの重要なサインとして受け止めてください。

へなお先生

サウナに「絶対的な正解」の回数はありません。

あるのは、その日のあなたの脳疲労度、自律神経のバランス、そして脳内ホルモンの分泌状況という「一期一会の化学反応」だけです。

へなお先生

「今日は何セットでととのうかな?」と、自分の脳と対話するような気持ちで、ルールに縛られない自由なサウナライフを楽しんでください!

今回のまとめ
  • 3セットの王道理由: 自律神経のシーソーを何度も揺さぶることで、血管を完全に開通させ、副交感神経(リラックス)を底まで振り切るため。
  • 1セット目でととのう理由: 脳と体が極限まで疲労(ストレス状態)している時、急激なリラックス状態への「強烈な落差(コントラスト)」を脳が敏感にキャッチするから。
  • ととのわない理由: 「ととのわなきゃ!」という強迫観念で交感神経がロックされているか、サウナに行き過ぎて脳の快楽ホルモン(ドーパミン等)が枯渇・慣れを起こしている。
  • 医学的なメリット: 深部体温を上げて細胞修復タンパク質(HSP)を増やすには、やはり複数セットかけてじっくり体を温めることが推奨される。
  • 脳科学ホルモンの変遷: 1セット目の「エンドルフィン(鎮痛・多幸感)」から始まり、2セット目の「ドーパミン(快感)」、3セット目の「セロトニン・オキシトシン(深い安らぎ)」へとシーケンスが移行する。
  • ととのいの極意: 回数に執着せず、耳栓や目隠しで五感を遮断(マインドフルネス)し、その日の自分の脳と体の声に耳を傾けること。

さて、ここまで読んでいただいたあなた。

今夜のサウナは、1セット目の爆発的エンドルフィンを狙いますか?

それとも3セット目の究極のセロトニン・オキシトシン・シャワーを浴びに行きますか?

へなお先生

ぜひ、あなたの脳が最も喜ぶタイミングを見つけてみてくださいね!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

今後も長年勤めてきた脳神経外科医の視点からあなたのまわりのありふれた日常を脳科学で探り皆さんに情報を提供していきます。

「こんなサウナの悩み、脳科学で解明して!」というリクエストもお待ちしています。

それでは、良いサウナ&銭湯ライフを!

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