自己分析して明るい未来を生きるにはどうしたらいいのでしょう?
そのような疑問に脳神経外科専門医であるへなおがお答えします。
このブログでは脳神経外科医として20年以上多くの脳の病気と向き合い勤務医として働いてきた視点から、日常の様々なことを脳科学で解き明かし解説していきます。
基本的な知識についてはネット検索すれば数多く見つかると思いますので、ここでは自分の実際の経験をもとになるべく簡単な言葉で説明していきます。
この記事を読んでわかることはコレ!
- おすすめの自己分析の方法を解説しメタ認知の意味を脳科学で説き明かします。
自己分析をしてメタ認識の能力を高めよう
メタ認知の脳科学
- おすすめの自己分析の方法は自分を客観的な視点から認知する「メタ認知」の能力を高めることです。
- メタ認知を鍛えるのはそう難しいことではありませんが慣れが必要です。
- メタ認知にはマインドマップを用いることが有効です。
- 自分に合ったマインドマップをさまよいながら見つけ出してください。
- そして「自分にはコレだ!」と思える道を見つけた時は逆風が吹こうとも迷わず突き進んでください。
- メタ認知の能力があれば幸運の女神を自分のもとに引き寄せることはいくらでも可能です。
自分が認知していることを客観的に理解してコントロールすることで自分自身を認知することを「メタ認知」と言います。
メタとは「より高次の」、認知とは「思考、知覚、行動」という意味です。
つまり「メタ認知」とは今自分自身が感じている考えや感覚、自分自身の行動を客観的に眺めて理解することです。
自分が現在思っていること、感じていること、行っていることが正しいのか間違えているのかを空から自分自身を眺めるように冷静な視点から眺めることはとても大切ですがなかなか難しいものです。
しかしメタ認知の能力を高めることはおすすめの自己分析の方法です。
メタ認知の能力を高めるには慣れが必要です。
慣れないとどうしても感情的になってしまいなかなかうまくいきません。
そんな感情を持ちがちですがこれでは正確な自己分析はできません。
メタ認知の能力を高めるもっとも簡単でお勧めの方法は内観日記をつけることです。
内観日記とは自分の感情が動いたことを記録する日記のことです。
たとえば
自分の思考、知覚、行動といった認知を文字に残すのです。
そうすることで後日日記を見返した時に
そんな風に冷静に客観的に自分の趣向を観察することができます。
そのようになかなか気がつきにくい自分の性格を理解することができれば効果ありです。
しかも自分だけの日記ですから誰かから評価されることもありません。
だからと言ってSNSで他人に公表してしまっては意味がなくなってしまいます。
内観日記はあくまでも自分のための日記であって人に見せるための日記ではありません。
人に見せることが前提になるとつい自分を着飾ってしまい本来の自分が見えなくなってしまいます。
メタ認知の能力を高める他の方法としてはメタ認知ができている人と一緒に過ごすことです。
皆さんのまわりに「メタ認知できている=自分のことを客観視できている」人がいればもうけものです。
自分のこともそうですが他人のこともよく観察してみてください。
メタ認知ができている人は決して少なくはありません。
そんな人と話をしたり一緒に行動をしたりして考え方、話し方、振る舞いをマネしてみてください。
人が何か新しい習慣を取り入れるにはそれができている人をマネすることがもっとも早道です。
「日記をつける」でも「他人のマネをする」でもどちらの方法でも構いません。
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彼はとても優秀でテストでは常に上位にいます。
しかし彼には弱点があります。
それは緊張しやすく度胸がないことです。
よく言えば慎重で堅実なのですが悪く言えば臆病なのです。
そのため学校での成績はとてもよかったのに第一志望の入試本番では実力が出し切れずに失敗してしまいました。
浪人した青年は自分の弱点の克服に取り掛かります。
緊張しないように精神力を鍛え、そして緊張してもいい点数が取れるように学力を磨きます。
そのかいあって浪人生活の末に志望校よりも偏差値は落ちますがなんとか合格を勝ち取りました。
まあよくありそうな話ですがこの青年はある意味自己分析ができていないと言えるでしょう。
自分が緊張しやすく本番でなかなか実力が発揮できないことを冷静に理解できたとします。
緊張しないような精神力などそうそう身につけられるものではありません。
そこで彼が選んだのは推薦入試です。
一発勝負の入試を避けて推薦入試を選択したことで成績がよく人柄も良い青年は難なく合格を勝ち取ることができました。
しかし合格した学校は第一志望の学校と比べると偏差値やブランドとしては見劣りしてしまいます。
しかし本来彼が本当にやりたいことができる学校を選んで合格したことで充実した学生生活を送り卒業後は自分の能力を生かした仕事に就くことができました。
しかしメタ認知をしっかりできていれば自分に合った正しい選択ができる可能性はぐっと高まることは確かです。
なにも「自分自身を白か黒かではっきりと分けて理解しろ」と言っているわけではありません。
当然白とも黒ともつかないグレーな領域もあるでしょう。
しかしグレーであってもグレーであることを理解することに意味があるのです。
ではなくグレーな自分を良しとすることで見えてくる未来があるはずです。
世の中白か黒かで区別できないグレーな領域の方が多いくらいです。
みんなそんなグレーな領域をさまよっているのです。
では次はグレーな領域でどうやって運をつかみ取って行けばいいのかを探っていきましょう。
マインドマップをさまよってこそ運は味方する
マインドマップとは学習能力や理解能力を高めるための脳の使い方のことです。
マインドマップは中央にメインテーマを配置してそこから連想されるアイデアや情報を線で繋げながら分岐させるように放射状に展開していく思考方法です。
マインドマップを作り上げるには関連するキーワードを連想したり想像したりしながら整理する力が必要になるため自分自身をしっかりと理解しておくことが大切です。
メタ認知ができていないと誤ったキーワードでマインドマップが埋め尽くされてしまいます。
しかしいきなり正確なマインドマップを作り上げることはとても難しいですしほぼ不可能です。
自分が何を学びたいのか何を仕事にしたいのかそれが自分に向いているのかむいていないのか…そのようなことが分かっていないとマインドマップはうまく描けません。
世の中そうそう助け舟は出してはくれません。
自分のことは自分で何とかしないと誰もかまってはくれません。
一所懸命自己分析してみても曖昧なグレーな領域ばかりであったらどうでしょう?
そんな時はまずは流れに身を任せて今いる環境で頑張ってみるのが良い選択でしょう。
自分には合っていないと感じられればそれはそれで自分を知るいい機会かもしれません。
今までの日本の教育システムはそもそも社会に出てうまく活用できるようにはできていません。
ひたすら教育を受けてきても実際に自分に合ったものを見つけ出してそれに打ち込むような環境にはなっていません。
どの教科も好き嫌いに関わらずまんべんなくこなしていくことを良しとする環境に埋もれていると自分自分を見失いがちです。
ですから何度もマインドマップを書いては消してを繰り返してさまよわなければ答えは見えてきません。
自分に適した環境を探し続けることは決して悪いことではありません。
現代の世界ではなにも学校や職場に自分に合った環境を求めなくても趣味の世界で自分を見つけ出して全力で生きている人もたくさんいます。
学校の勉強や仕事はそこそこに頑張ってあとの時間は自分に合った趣味の世界で本気で何かに取り組んでみても良いのです。
勝ち組負け組の社会とは関係のない世界で心から楽しんで生きることも運を味方につける1つの形です。
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自分に合ったマインドマップなんて早々描けるものではありません。
多少回り道をしても王道から外れてもいろいろさまよってこそ運をつかむことができるのです。
自分を信じて歩んでこそ明日の扉が開く
自己分析をしてメタ認知の能力を高めることで自分を客観的に理解でき未来は開ける
自分に合ったマインドマップを探し回ることで運が開ける
そんな話をしてきました。
最後は今までの話とはちょっと矛盾しているように思われてしまうかもしれませんが「自分の信じた道を進むことの大切さ」を探っていきます。
自分を客観的に見つめ自分探しの旅に出ることは確かにとても大切です。
ひたすらさまよって自分に合ったマインドマップを描けるようになってこそ運をつかみ未来は開けてきます。
しかしただやみくもにさまよっていても幸運の女神はなかなか微笑んではくれません。
運が向いている時は流れに身を任せていても自然と自分の本当にやりたいこと自分に合ったことを見つけ出せるかもしれません。
しかし時には運に見放され何をやってもツイていない…なんて時もあるでしょう。
やることなすことうまくいかず不運や不幸が立て続けに起こる。
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自分にとって逆風が吹くと人は逃げ腰になります。
たとえ自分が信じている道を進んでいたとしても逆風に耐えるのはそう簡単なものではありません。
このように次々と迫り来る逆風を乗り越えるにはコツがあります。
それは不運を長期的な視点で眺めることです。
たとえツイていないことが続いたとしてもずっと続くことはありません。
いつかは風が止み自分にとっての追い風が吹く時がやってきます。
その時までは耐え忍び準備を整えておくのです。
自分に合っていず逆風が吹いているのであれば別の道を探しに行くべきです。
しかし長期的な視点で眺めて耐え忍び逆風が吹き止むのを待つことも大切です。
そんな時こそ自分を客観的に見ること=メタ認知が役に立つのです。
『自分をよく観察し適性を見極める。』
その結果今自分が進んでいる道が自分の適性に合致していなくそれが理由で負けが込んでいるのであれば道を変えるのも選択肢のひとつでしょう。
一方で「自分にはコレだ!」と思える道を進んでいるのであれば自らの適正や才能を信じて不運をやり過ごすことは可能なはずです。
人生で大きな幸福を手に入れた人たちの多くは「自分にはコレだ!」と決めた道に関してはそうやすやすと途中で道を外れることはしません。
あとで必ず今の不運と同じくらい幸せなことが起きる…そんな思いで前に進むのです。
本当の幸運の女神を引き寄せるには分岐点での判断を誤らないことです。
そのためにも日ごろから自己分析を怠らずメタ認知の能力をぜひ鍛えてみてください。
自分を信じて歩んだその先には輝かしい明日の扉が戸を開けて待っていてくれるはずです。
“メタ認知の脳科学“のまとめ
おすすめの自己分析の方法を解説しメタ認知の意味を脳科学で説き明かしてみました。
今回のまとめ
- おすすめの自己分析の方法は自分を客観的な視点から認知する「メタ認知」の能力を高めることです。
- メタ認知を鍛えるのはそう難しいことではありませんが慣れが必要です。
- メタ認知にはマインドマップを用いることが有効です。
- 自分に合ったマインドマップをさまよいながら見つけ出してください。
- そして「自分にはコレだ!」と思える道を見つけた時は逆風が吹こうとも迷わず突き進んでください。
- メタ認知の能力があれば幸運の女神を自分のもとに引き寄せることはいくらでも可能です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後も長年勤めてきた脳神経外科医の視点からあなたのまわりのありふれた日常を脳科学で探り皆さんに情報を提供していきます。
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