【知らないと損をする】「引き寄せの法則」は本当に効果があるのか？を脳科学で探る

そのような疑問に脳神経外科専門医であるへなおがお答えします。

このブログでは脳神経外科医として20年以上多くの脳の病気と向き合い勤務医として働いてきた視点から、日常の様々なことを脳科学で解き明かし解説していきます。

基本的な知識についてはネット検索すれば数多く見つかると思いますので、ここでは自分の実際の経験をもとになるべく簡単な言葉で説明していきます。

引き寄せの法則ってなに？

へなお

あなたは「引き寄せの法則」を知っていますか？

ですからプラス思考にフォーカスして自分自身もプラス思考であればおのずと自分によってプラスな出来事が引き寄せられてくる…というわけです。

法則と名乗っているわけですからちゃんと科学的に証明されたものかと思いきや実は科学的根拠はありません。

スピリチュアルな発想から生まれた概念と言っていいでしょう。

“スピリチュアルの脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

引き寄せの法則の発信元はいろいろと言われていますが2007年に出版された「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」や「ザ・シークレット」が有名でしょう。

ちなみにエイブラハムは人間ではなく守護霊であるスピチュアルガイドです。

そもそも引き寄せの法則はとても都合のよい法則とも言えます。

引き寄せの法則では欲深ければその欲が実現するわけです。

金銭欲、物欲、性欲、食欲…人間の欲はたくさんあります。

へなお

しかし物は言いようです。

うまく欲が満たされなかったときには幸運の引き寄せに失敗したのではなく不運を引き寄せてしまったということになります。

そもそも引き寄せの法則に似たような格言や言い回しはもっと以前からさまざまと言われてきました。

普通に生きていれば幸運でも不運でも常に何かを引き寄せていると言えるかもしれません。

へなお

今回は「引き寄せの法則」を脳科学で探っていきます。

究極では誰もがツイている

引き寄せの法則とおりにうまく物事が運んだ時にあなたならどう感じるでしょうか？

へなじんさん

信じていてよかった。自分はツイている。

そう感じるのではないでしょうか？

物事が簡単に運んでしまってはツイているとはあまり感じないでしょう。

自分の欲求が現実化するのにとても時間がかかり高いハードルであればあるほどその達成感は強くなり喜びも大きくなります。

これは普通の考え方でわたしたちが生きている3次元の世界での話です。

しかし引き寄せの法則では物事を3次元ではとらえずに宇宙やスピリチュアルの世界での5次元でとらえています。

へなお

そもそも5次元の世界がどういうものかには賛否両論あるのでここでは深く考えないことにしましょう。

ですから1度の人生でハードルを越えるということはとてもツイているという考えになるのです。

3次元的にツイていないように見えることでも5次元的に見るとそれはただ高いハードルにチャレンジしている過去を見ているだけにすぎません。

未来の世界では生まれ変わってハードルを越えればよいのであって今ツイていないのはその過程を見ているにすぎずいずれはツイている状態になるのです。

たとえば恋愛でうまくいかなくてもそれはツイていないのではなく自分と相性の良くない異性というハードルにただぶつかっているだけすぎません。

ですからツイていないわけではないのです。

未来の世界では自分の願っていた条件に合った異性にちゃんと出逢って恋愛は成就します。

それを人はツイていると感じるのです。

ツイている時期が早ければそれは頑張ったおかげではなくそのタイミングがちょうどよいタイミングであったにすぎないのです。

ツキが来る時期こそがベストタイミングなのです。

ですから究極的に言えば誰もがいつかはツイていることになります。

へなお

これが引き寄せの法則のいわば原点でしょう。

へなじんさん

しかしこれはあまりに都合が良すぎる考え方なんじゃないの？

なんて思う人もいるでしょう。

しかし脳科学的にみれば「ツイている」は決して非科学的なことではありません。

実際に「今日はツイている」と感じる時は間違いなく運気が上がっている時です。

これは男性ホルモンの関係で脳がそう感じとるのです。

“運気と男性ホルモンの脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

運を引き寄せるものはホルモンだけではありません。

脳の中で起こるカクテルパーティー効果も引き寄せの効果があります。

“カクテルパーティー効果の脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

脳は何か興味や欲を持ったものを勝手に強く意識する働きがあります。

逆に意識が薄いことに関して脳は興味を示しません。

脳は意識することに対しては何とかハードルを超えて達成しようとする努力をするのでうまくいきやすくなります。

そしてうまく事が運べばツイていると感じるのです。

へなお

引き寄せの法則は一見非科学的なように見えて実はちゃんと科学的な法則なのです。

信じれば夢は叶う

思い込みにはとても強い力があります。

“思い込みの脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

そもそも脳科学的には思い込みをなくす方法は存在しません。

思い込みをすると目の前のハードルが低く感じられツキが回ってきます。

しかもプラスに思い込む「プラス思考」でいるとますますツキが回ってきます。

“プラス思考の脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

マイナス思考でいるとすぐ物事に飽きてしまいます。

そして最終的にツキから見放されてしまいます。

ですから思い込みでツイているようになるのは決して間違えた考え方ではありません。

思い込むには何よりも信じる力が重要です。

ツイてる人、夢が叶う人は信じる力が強いのです。

へなお

では信じる力はどこからくるのでしょう？

へなお

魂…と聞くとどうしてもスピリチュアルを連想してしまいますよね。

なんか取り留めがなく現実味がないような響きです。

魂がいろいろな時代にいろいろな場所で生まれ変わりさまざまな経験をしてきた集約が信じる力になる…と言うのです。

へなお

ますます非科学的な感じがしてしまいますね。

しかしさまざまな経験は脳科学的にはとても大切な要素です。

“経験則の脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

その時々でどのような選択をしてどのような努力をすると実際にどのように現実化するのかをわたしたちは経験から学んでいます。

当然今まで経験してきたことをすべて覚えている人はいないでしょう。

しかし経験は信じる力として脳に集約されていて無意識的にでも適切な行動がとれるのです。

引き寄せの法則では生まれ変わりの経験が少ないと信じる力が弱く「自分にはとてもできない…」と弱音を吐いてしまいます。

しかしチャレンジしなければ夢は決して叶いません。

夢が叶いやす人は魂が何度も生まれ変わってあらゆる経験をしているので「この場合はこうしたらうまくいく。」という経験則が脳の中にたくさんインプットされています。

成功経験が蓄積されると自信がついてさらにチャレンジしてますます成功体験が増えていきます。

へなお

このようにしてどんどん信じる力が強くなっていくのです。

経験の少ない人は経験の多い人をマネしてそこから信じる力を育てていくのがよいでしょう。

マネすることは決して悪いことではありません。

マネして学ぶことはたくさんありますしマネの効果は脳科学でもちゃんと証明されています。

“真似の脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

へなお

生まれ変わるというのはあくまでも5次元での話です。

しかし現実の3次元の世界でも過去の経験から自分自身を成長させて変化することで生まれ変わりの経験をすることは充分可能です。

へなお

なんとも不思議な感じがする話ですが「信じれば夢は叶う」は決して引き寄せの法則の中だけの非科学的な話ではなく脳科学的にもちゃんと証明された事実なのです。

意識が変わると世界は変わる

へなお

まさにパラレルワールドです。

つまり意識を変えれば時空を超えて自由自在にいろいろな世界を飛び回れるというのです。

過去を書き換えることも可能になります。

へなお

選択と共振の法則は「引き寄せる」というよりも「切り替える」というイメージでしょうか。

「自分で好きなように時空を超えることで意識が変わり見える世界も変わっていく」…まさにスピリチュアルの非科学的な世界でしょう。

へなお

ですから「選択と共振の法則」は「引き寄せの法則」の進化系と言えるのかもしれません。

このような話を聞くと人によっては

へなじんさん

そんな話はとても信じられない…

という人もきっといるでしょう。

へなお

しかし「選択と共振の法則」は決して間違ってはいません。

人は自分の脳に支配されているかあるいは脳を支配しているかで生き方が全然違ってきます。

脳に支配されているとすべてがマイナス思考に傾き「自分はそんなことはできない…」と負のサイクルにはまり込んでしまいます。

しかし脳を支配してプラス思考に切り替えられると劇的にそして一瞬にして自分を変えることは可能です。

“自分を変える脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

この状況はまさに「選択と共振の法則」で言っているパラレルワールドでいろいろな世界を行き来して一瞬で状況を切り替えること同じと言えるでしょう。

要は考え方の違いであってその根源は同じところにあるのです。

それをどう解釈するかは人それぞれです。

それでも「引き寄せの法則や選択と共振の法則が非科学的で信じられない…」と思うのであればそれは思い込みです。

先ほども思い込みについては説明しましたがそもそも人生はすべて思い込みでできていると言ってもいいかもしれません。

「自分はダメな人間だ…」と思い込めばそういう人になりますし「自分は成功者だ…」と思い込めばそういう人になります。

思い込むことでツキをベストタイミングで引き寄せて豊かで幸せな人生を送れます。

思い込みを現実化できるかどうかの問題であり現実化できれば信じる力がアップしてどんどんプラス思考になっていきます。

そもそも脳科学が科学的でスピリチュアルの世界が非科学的という発想自体が思い込みからきています。

マイナス思考の思い込みをしている限りは決して「引き寄せ」は起こりません。

へなじんさん

思い込みをするとなかなかそこから抜け出せない…

なんて思っている人もいるかもしれません。

しかしそれは違います。

いくら思い込んでいてもその考えを変えることは手っ取り早く簡単です。

思い込みから抜け出せないという発想自体が思い込みです。

へなお

思い込みにとらわれすぎず自由に気軽な発想であなたも自分の脳を支配して「引き寄せ」を起こしてみてください。

思い込みとパラレルワールドを支配しよう

思い込みとパラレルワールドを支配して時空を飛び回りいろいろな夢を実現していくのが「引き寄せの法則」の根源です。

時空は過去、現在、未来です。

へなじんさん

過去は変えられないし未来はどうなるかわからない…

現在を生きるだけで精一杯…

それではなにも引き寄せられません。

このように時空を超えて思い込みを転換させれば過去、現在、未来を書き換えることは可能です。

多くのことは過去の思い込みが発端となって現在、未来に不幸が訪れます。

ですから過去の思い込みを書き換えることで現在の不幸な状況の原因が謎解きされて現在の状態を受け入れ未来が劇的にそして一瞬にして変わるのです。

へなお

これを実践できれば驚くほどあっという間に人生は変わります。

へなお

同じ発想で未来の思い込みも書き換えられます。

まずは未来に飛んでみて未来の自分に出逢うのです。

そして未来の自分からの忠告を受けて過去と現在の思い込みを自分の夢が叶うように転換させるのです。

それを受け入れることができれば現在の状況は劇的にそして一瞬にして変わります。

脳を支配できるようになると自分を自由自在に変化させることが可能になります。

気に入らないことがあればいったんリセットしてゼロからまた新しい経験を積み重ねていくことも可能です。

引き寄せの法則は宇宙やスピリチュアルの不思議な世界の非科学的な発想と思われがちかもしれません。

しかし実際の脳科学と照らし合わせるとちゃんと説明可能な科学的な法則であることが分かります。

思い込みとパラレルワールドを支配して現在、未来に幸運をぜひ引き寄せてください。

自分の夢の響きが響きを呼んで時空を超えて幸運はきっと引き寄せられるはずです。

“引き寄せの法則の脳科学”のまとめ

「引き寄せの法則」の効果とやり方を脳科学で説き明かしてみました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

今後も長年勤めてきた脳神経外科医の視点からあなたのまわりのありふれた日常を脳科学で探り皆さんに情報を提供していきます。

最後にポチっとよろしくお願いします。