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【宝くじが当たらない理由】2026年 バレンタインジャンボ宝くじの当選確率は?脳神経外科医が教える「当たる確率」と「脳の報酬系」の秘密

2020-08-20

バレンタインジャンボ2026-A2

宝くじって当たる確率が低いってわかっているのになぜ多くの人は宝くじを買うのでしょう?

 

そのような疑問に脳神経外科専門医であるへなおがお答えします。

 

このブログでは脳神経外科医として20年以上多くの脳の病気と向き合い勤務医として働いてきた視点から、日常の様々なことを脳科学で解き明かし解説していきます。

 

基本的な知識についてはネット検索すれば数多く見つかると思いますので、ここでは自分の実際の経験をもとになるべく簡単な言葉で説明していきます。

 

この記事を読んでわかることはコレ!

  • 当たる確率が低いことをわかっているのになぜ人は宝くじを買うのかがわかります。

 

「宝くじ=夢の値段?」脳が魅了される理由とは?

七福神-1-min

”当たる確率が低いのに宝くじを買う理由”を脳科学で探る

  • 宝くじを買うのは”少ないリスクで高い報酬を得られる”と脳が判断する期待効用の効果です。
  • 期待効用はさまざまな場面で登場しますが話が複雑になると脳は時々バグをおこします。
  • 宝くじは脳を絶妙に刺激する考えつくされた策略です。
  • みなさんの宝くじが1枚でも多く当たることを心から祈っています。
へなお
皆さんは宝くじを買ったことがありますか?

 

へなこさん
正月休みが明け、少しずつ春の足音が聞こえてくるこの季節。サウナでしっかりと「ととのった」後に、ふと「もし数億円当たったら…」と妄想してドーパミンを出してしまうのは私だけではないはずです。

 

いよいよ今年も「バレンタインジャンボ」の季節がやってきました。

 

2026年2月3日(火曜日)から3月6日(金曜日)まで、「バレンタインジャンボ宝くじ」と「バレンタインジャンボミニ」が同時発売されます。

 

抽選日は2026年3月16日(月曜日)です。

 

ちなみにバレンタインジャンボ宝くじとバレンタインジャンボミニの当選金額って知ってます?

 

バレンタインジャンボ宝くじは、1等2億円、前後賞が各5,000万円。これらを合わせるとなんと3億円。 

 

バレンタインジャンボミニは、1等2,000万円、前後賞が各500万円。合わせると3,000万円です。

 

へなお
では1等の当選確率を知っていますか?

 

へなこさん
えええ?どのくらいの確率ですか?

 

驚かないでください。

 

バレンタインジャンボ宝くじの1等当選確率は、1,000万分の1です。

 

正直、脳で処理しきれないほど膨大な数字ですよね。

 

1等の前後賞だけなら500万分の1と、確率は1等の2倍になりますが、それでも極めて低い数値です。

 

一方で、バレンタインジャンボミニの1等当選確率は100万分の1。

 

ミニはジャンボと比較すると、当選金額は10分の1ですが、当選確率は10倍も高いのです。

 

こうなってくると、どちらを買うのが正解か迷ってしまいますよね。

 

圧倒的な「億」のロマンを追うか、より現実的な「当たり体験」を狙うか。

 

バレンタインジャンボのそれぞれの等級ごとの詳細と、昨年からの変更点を見てみましょう。

 

今年の注目は、2等が「1億円」という非常に夢のある設定になっている点です。

 

バレンタインジャンボ

1等(2億円)→ 1,000万

1等前後賞(各5000万円)→ 1/500万

2等(1億円)→ 1/1,000万

3等(100万円)→ 1/100万

4等(5万円)→ 1/1.4万

5等(1万円)→ 1/1,000

6等(3,000円)→ 1/100

7等(300円)→ 1/10

 

一方で、バレンタインジャンボミニの当選金額と当選確率は次の通りです。

 

ミニは、中間層の「1万円」以上の本数が非常に多く設定されており、ヒット感を得やすいのが特徴です。

 

バレンタインジャンボミニ

1等(2,000万円)→ 1/100万

1等前後賞(各500万円)→ 1/50万

2等(100万円)→ 1/25万(※100万円狙いならジャンボの4倍当たりやすい!)

3等(5万円)→ 約1/1,666

4等(1万円)→ 1/1,000

5等(3,000円)→ 1/100

6等(300円)→ 1/10

 

昨年のスペックと比較すると、今年は「1億円以上のチャンス」が分散され、より多くの人に億超えの期待を持たせる設計になっています。

 

「億」という強烈な刺激を狙うなら、ジャンボ。 「当たりやすさ」という報酬を重視するなら、ミニ。

 

皆さんの“脳のご褒美回路”はどちらに強く反応するでしょうか?

 

私は毎年、自分の脳の反応を観察しながら購入を楽しんでいます。

 

「億」を狙うロマン重視なら…バレンタインジャンボ(1等+前後賞=3億円)

 

「当たり体験のしやすさ」や枚数あたりのヒット感なら…バレンタインジャンボミニ(1等+前後賞=3,000万円)

 

ちなみに宝くじの当せん金総額(払い戻し)は法律上「発売総額の5割(+加算金)を超えない」設計となっています。

 

期待値的には“夢の代金”ですが、だからこそ人の意思決定を狂わせる「希少な大当たり」への脳のバイアスが面白いのです。

 

いずれにしても当選確率はかなり低いことには変わりありません。

 

しかし多くの人が宝くじを購入します。

 

宝くじつについて詳しい情報を知りたい方はこちら(宝くじ公式サイト)からご覧ください。

 

購入は売り場でもネットでもOK。

 

発売期間・抽選日・等級別本数は宝くじ公式サイトにまとまっています。

 

詳細は公式サイトにてご確認下さい。

 

へなこさん
宝くじは夢をお金で買うんですよ。

 

よく言ったものだと思います。

 

宝くじの払い戻し(当せん金総額)は「発売総額の約半分(+加算金)」という設計。

 

期待値だけを見ると“夢の代金”ですが、人の意思決定は「めったに起きない大当たり」に強く引っ張られます。

 

へなお
なぜ私たちの脳は、低確率でもワクワクに投票してしまうのか——この“ご褒美回路”を、脳科学で解き明かしていきます。

 

期待値より“期待感”を優先する脳の習性

七福神-2-min

一般的に宝くじを購入した人の平均金額は25000円くらいと言われています。

 

宝くじは一般的には1枚300円ですから(いろいろな宝くじがありますが…ここでは300円としましょう)だいたい80枚くらい購入している計算になります。

 

へなこさん
結構みなさん購入していますね。

 

しかし当選すればその金額は一気に跳ね上がります

 

期待効用-その1

宝くじ1枚300円と低額であることとどこでも購入できる手軽さから宝くじを購入することに対する損失感は低く見積もられがちです。

その一方で当選したことよって得られる利益は非常に高く脳は宝くじを簡単に手に入る割に期待感が高くとても価値の高いものと考えるのです。

このような脳の働きを期待効用と言います。

 

人が宝くじを買う理由はこの期待効用にあります!

 

へなこさん
なんかわかったようなわからないような…

 

期待効用に関してはさまざまな研究が行われていますので解説しますね。

 

へなお
簡単なゲームをしましょう。

 

あなたにはAとBという2つの選択肢があります。

Aを選ぶと必ず100円もらえます。

Bを選ぶとくじを引いてもらい50%の確率で500円もらえますが50%の確率で0円になります。

あなたはどちらを選びますか?

 

この場合は多くの人がBを選びます

 

数学的にAでもらえるのは100円Bでもらえるのは平均すると250円です。

 

期待される金額はBの方が高くなります。

 

そのため脳はBの方がより魅力的と感じ期待効用が働きBを選択するのです。

 

脳は一か八かでもBを選択する方が得策と感じるのです。

 

”一か八かの賭けの脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

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脳は自分の損失が少ない場合には好んでギャンブル性を求めます

 

脳の中の“後帯状皮質”という部分がリスクを感知しています。

 

期待効用-その2

後帯状皮質がこの程度のリスクなら危険性は低いと判断すると期待効用はより多くの報酬を求める方へと働くのです。

まさに宝くじがこれに当てはまります

 

もう1つゲームをしてみましょう。

 

もらえる金額が変わったらどうなるでしょう。

 

あなたにはAとBという2つの選択肢があります。

Aを選ぶと必ず100万円もらえます。

Bを選ぶとくじを引いてもらい50%の確率で500万円もらえますが50%の確率で0円になります。

あなたはどちらを選びますか?

 

こうなるとどうでしょうか?

 

もらえる金額が1万倍になりました。

 

しかし割合は先ほどのゲームと同じままなので期待される金額はAは100万円、Bは250万円でBの方が高いままです。

 

しかし結果はAを選択する人が多くなるのです。

 

最初のゲームではもらうことが期待される金額はBの方が高いので当然Bを選びます

 

しかし2番目のゲームではもらえる金額が大きくなると選択に失敗して利益が減るよりは危険を回避して安全性を重視し確実な結果を求めるようになります。

 

100円と100万円では全然違うと脳は感じるのです。

 

期待効用-その3

結果の期待値が大きくなると人はリスクを避けて安全性を求めるようになります。

後帯状皮質がリスクが高いと感知すると期待効用はより多くの報酬を求めるのではなく安全な方へと働くのです。

 

金額の大きさによって脳は期待効用を巧みに操ってわれわれの行動をより良い方向へとコントロールしてくれているのです。

 

あなたもハマってる?脳の錯覚と行動経済学の罠

七福神-3-min

脳は巧みに期待効用を操っているのですが期待効用にも落とし穴があります。

 

今までの例のような単純な話ですと脳はうまく働きます。しかし、

 

期待効用-その4

話がややこしくなってくると時に脳はバグをおこして期待効用を誤作動させてわれわれを誤った方向へ導いてしまうことがあります。

 

今までの話は最終的に報酬が得られる展開でしたが逆に損をする話ではどうでしょう。

 

あなたにはAとBという2つの選択肢があります。

Aを選ぶと必ず100万円損をします。

Bを選ぶとくじを引いてもらい50%の確率で500万円損をしますが50%の確率で損失は0円になります。

あなたはどちらを選びますか?

 

予想される損失はAは100万円、Bは平均すると250万円です。

 

先ほどの話では期待効用は金額が大きくなると選択に失敗して利益が減るよりは危険を回避して安全性を重視し確実な結果を求めるようになるはずです。

 

したがって当然Aを選ぶ人が増えるはずです。

 

しかし実際はBを選択する人が圧倒的に多いのです。

 

脳はリスクを背負ってでも損はしたくない方を選ぶのです。

 

もっと複雑なゲームを考えてみましょう。

 

あなたにはAとBという2つの選択肢があります。

Aを選ぶとくじを引いてもらい50%の確率で100万円もらえますが50%の確率で0円になります。

Bを選ぶとくじを引いてもらい25%の確率で500万円もらえますが75%の確率で0円になります。

あなたはどちらを選びますか?

 

期待されるもらえる金額はAは50万円、Bは125万となります。

 

結果は多くの人がBを選びます

 

これは先ほどの2番目のゲームでお金のもらえる確率を半分にしただけです。

 

しかし脳の出した答えは先ほどとは逆になっています。

 

2番目のゲームではAは確実に100万円をもらえていました。

 

しかし今回のゲームではAを選択してもそれなりのリスクがあり0円になる可能性があります。

 

そうなると後帯状皮質はどちらを選択してもリスクがあるのであれば期待効用はより多くの報酬を求める方へと働くのです。

 

期待効用-その5

損失を招く可能性がある場合利益の発生に複雑さが加わると脳は一種のバグを起こして期待効用の理論通りには働くなります

 

最終的にどちらの選択が正しいのかはわかりません。しかし、

 

宝くじ恐るべし

脳はどちらかと言うと損をすることを嫌う一方で多少リスクを背負ってもより多くの報酬を求めるように働くことは間違いなさそうです。

そのような意味では宝くじは一見すると単純そうなゲームですが、脳を絶妙に刺激する考えつくされた策略なのです。

 

購入した宝くじが全部外れる可能性もあります。

 

何枚か当たったとしても元がとれず結局は損をしてしまうことも多いでしょう。

 

しかしその程度のリスクに比べれば宝くじで1等が当たった時の報酬の方がはるかに大きく期待効用は宝くじを買う方へとなびいているのです。

 

みなさんの宝くじが1枚でも多く当たっていることを心から祈っています。

 

運気が少しでも上がるためにこちらの記事もご参照ください。

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へなお

ちなみに自分は毎年恒例でバレンタインジャンボミニを買う予定です!

宝くじはネット購入できます。

 

詳細は公式サイトにてご確認下さい。

 

あなたのまわりには高額当選を経験された方っていますか?

 

高額当選するとこんな世界が待っている…そんな本です。

 

高額当選した時のためにぜひ読んでみてください。

 

 

へなお
ぜひ参考にしてみてください。

 

脳科学で読み解く「宝くじと快楽」の正体

まとめ-conclusion1-N1

当たる確率が低いのに宝くじを買う理由について脳科学的に解説しました。

今回のまとめ

  • 宝くじを買うのは少ないリスクで高い報酬を得られると脳が判断する期待効用の効果です。
  • 期待効用はさまざまな場面で登場しますが話が複雑になると脳は時々バグをおこします。
  • 宝くじは脳を絶妙に刺激する考えつくされた策略です。
  • みなさんの宝くじが1枚でも多く当たることを心から祈っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

今後も長年勤めてきた脳神経外科医の視点からあなたのまわりのありふれた日常を脳科学で探り皆さんに情報を提供していきます。

 

最後にポチっとよろしくお願いします。

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  • この記事を書いた人

へなお

脳神経外科専門医|へなお 1cmの病変をミリ単位で射抜く脳の定位放射線治療、そして脳神経外科手術や脳血管内治療の最前線に立つ現役の勤務医です。 日々は精密機械のような精度で脳と向き合っていますが、一歩病院を出れば、学生時代のラグビーで鍛えた体力で毎日サウナに通い詰める「サウナジャンキー」でもあります。 このブログでは、難解な脳科学を「サウナの整い」や「日常のふとした疑問」にのせて、脳ドック・認知症診療の経験も交えながら、誰よりも分かりやすく、時にシュールな世界観を添えてお届けします。 あなたの脳を少しだけアップデートして、明日からの生活を豊かにする知恵を。スクラムを組むような情熱で発信していきます!

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