日常の脳科学 脳を科学する

【サウナの脳科学】サウナのロウリュにアロマは効果的なのか?サウナと香りの関係を脳科学で探る

サウナアロマ-A1

サウナのロウリュの時に使われるアロマは本当に効果的なのでしょうか?

そもそもサウナに香りは必要なのでしょうか?

 

そのような疑問に脳神経外科専門医であるへなおがお答えします。

 

このブログでは脳神経外科医として20年以上多くの脳の病気と向き合い勤務医として働いてきた視点から、日常の様々なことを脳科学で解き明かし解説していきます。

 

基本的な知識についてはネット検索すれば数多く見つかると思いますので、ここでは自分の実際の経験をもとになるべく簡単な言葉で説明していきます。

 

この記事を読んでわかることはコレ!

  • サウナと香りの関係を勝手に脳科学で説き明かします。

 

サウナとアロマ

アロマ-1-min

サウナと香りの脳科学

  • 第3次サウナブームで沸きあがる日本では、多くのサウナでアウフグースが行われ、アロマが大活躍しています。
  • 脳が匂いを感じる嗅覚は特殊な回路であり、美味しい、楽しい、癒される、気持ちいいなどの情動反応を惹き起こします。
  • アロマは脳を刺激して情動反応を引き起こし、リラックス効果やリフレッシュ効果があるとされますが、科学的、医学的な根拠は確立していません。
  • 脳科学的なアロマの効果は、香りによって過去の記憶が呼び起こされるプルースト効果が関係しているのかもしれません。
  • サウナの香りはアロマだけではなく、それぞれの銭湯やサウナには独自の香りがあり、脳と深い関係で繋がっています。
  • ですから、脳はお気に入りのサウナの香りに導かれ、つい「ただいま」と言ってしまうのです。

第3次サウナブームが到来している日本のサウナでは、いたるところでアウフグースが行われています。

 

へなじんさん
アウフグースってなに?

 

へなお
そんな人のために、まずは「そもそもアウフグースとはなにか?」について説明しましょう。

 

サウナ発祥の地とされるフィンランドでは、利用者が好きなようにサウナストーンに普通の水をかけて蒸気を浴びるロウリュが一般的です。

 

ヴィヒタと呼ばれる白樺の小枝を束ねたもので蒸しあがった体をたたいて、白樺の葉からあふれ出る天然のアロマで日ごろの疲れを癒すのがフィンランド流のロウリュです。

 

そこにエンターテイメント性を加えたのが、ドイツ発祥とされるアウフグースです。

 

アウフグースでは、熱波師(アウフギーサー)と呼ばれる人が登場して、サウナストーンにアロマ水を注入します。

 

サウナ室内がアロマの香りと熱気に包まれた状態で、タオルやうちわで空気をあおぎ、さらに熱気を上昇させるのがアウフグースです。

 

へなお
ちなみに日本で最初にアウフグースが行われたのは、大阪の「サウナ・ニュージャパン」だそうです。

 

アロマ水にはさまざまな種類があり、アウフグース用のアロマオイルも発売されています。

 

そもそもアロマは「香り」という意味で、アロマを使った「香り療法」をアロマテラピーと呼びます。

 

ですから、アウフグースはアロマと熱気を利用したアロマテラピーと言えるでしょう。

 

このようにサウナとアロマはとても深い関係にあります。

 

では根本的な疑問として、そもそもサウナに香りは必要なのでしょうか?

ヴィヒタに代表されるような自然な天然の香りだけではダメなのでしょうか?

アウフグースでアロマを使用すると本当に身も心も癒されるのでしょうか?

 

へなお
今回はサウナと香りの関係を勝手に脳科学で説き明かします。

 

 

サウナにおけるアロマの一般的な効果

アロマ-2-min

最近はアウフグース専用のアロマオイルも発売されていて、サウナとアロマの関係はとても親密です。

 

アロマテラピーとは、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を、美容や心身の健康に役立てる自然療法です。

 

アロマの香りは一般的に、次の3つのルートを通して体内に伝わります。

 

鼻から脳へ

 

肺から血液を介して全身へ

 

皮膚から血液を介して全身へ

 

この中でもっともアロマによるリラクゼーション効果を発揮するのは「鼻から脳へ」のルートです。

 

脳には5感といって「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚をつかさどる機能が備わっています。

 

その中でも「嗅覚」、つまり匂いの感覚はもっとも原始的な感覚とされ、他の4つの感覚とは違った独自のシステムを持っています。

 

人間を含めた動物は、進化の過程で獲物の匂いを察知したり、食糧の腐敗や毒を嗅ぎ分けたりして嗅覚を頼りにして生きのびて進化してきました。

 

ですから嗅覚は生きていくためには欠かせない能力だったわけです。

 

“人類史の脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

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体の外から入ってくる情報…見たもの、聞いたもの、食べたもの、皮膚で感じたものなどはほぼ同じ神経のルートを通って、最終的には脳の視床という場所にたどり着きます。

 

つまり視床は脳の中で感覚の本丸にあたります。

 

さまざまな感覚の情報は、視床から脳の中のそれぞれの感覚を認識する部分に枝分かれして伝えられます。

 

しかし匂いの情報だけは視床を通らず、直接脳の中の匂いを認識する部分に伝えられます。

 

そして匂いを認識する部分の重要な場所が「大脳辺縁系回路」です。

 

大脳辺縁系回路は情動反応を取りまとめている脳の特殊回路です。

 

情動反応とは、美味しい、楽しい、癒される、気持ちいい…などの一時的に一気に湧き上がる本能的な感情です。

 

大脳辺縁系には学習能力があるので、匂いの情報がインプットされると情動反応と匂いを結び付けることができます。

 

へなお
たとえば、朝の淹(い)れたてのコーヒーの香りを嗅ぐと、それだけで幸せな気分になりますよね。

 

これはコーヒーの香りによって大脳辺縁系が刺激されて情動反応を起こしているのです。

 

へなお
アロマテラピーはまさにこの情動反応の効果を利用しています。

 

花、葉、果実、樹脂など植物のさまざまな部位から香り成分を抽出したものが精油です。

 

精油は種類によってさまざまな効果効能が知られています。

 

へなお
ここでは代表的なアロマをご紹介しましょう。

 

ラベンダー 

ラベンダーはフローラル系のアロマオイルの定番と言えるでしょう。

 

フローラル系にはその他にゼラニウムやローズなどがあります。

 

甘さの中に爽(さわ)やかさも感じられるラベンダーには鎮静作用があるとされています。

 

ストレス、疲れ、不眠、不安を和らげ、心を落ち着かせてくれます。

 

ペパーミント

ペパーミントはハーブ系アロマオイルです。

 

スッと鼻通りが良くなるような香りが特徴的です。

 

リフレッシュ、不眠解消、消臭、抗菌、抗ウイルス、防虫など様々な効果があります。

 

またペパーミントに含まれるメントールの働きにより、体感温度を下げたり、花粉や風邪などによる鼻詰まり解消や鼻炎にもおすすめです。

 

ユーカリ

ユーカリもハーブ系アロマオイルです。

 

ユーカリはオーストラリアに生息する植物で、700以上の品種があるとされています。

 

その中でユーカリ・ラディア―タはアロマによく使われ、リフレッシュ効果が高く、ストレスにより沈んだ気分を高めたり、不安な心を落ち着かせる効果があります。

 

また抗菌、抗ウイルス作用や鼻水、のどの痛み、咳などを静めてくれます。

 

ローズマリー

ローズマリーもハーブ系アロマオイルです。

 

ローズマリーの学名には「海のしずく」という意味があり、ビーナス伝説にも現れる植物です。

 

ローズマリーには記憶力、集中力、注意力を向上させる効果があります。

 

オレンジ

オレンジは柑橘系アロマオイルの代表です。

 

柑橘系にはレモン、グレープフルーツ、レモングラスなどがあります。

 

オレンジはみずみずしく親しみやすい香りで、緊張を和らげ、心を前向きにしてくれます。

 

シトラス

シトラスも柑橘系アロマオイルです。

 

グレープフルーツをむいた時のフレッシュで甘酸っぱい香りが特徴です。

 

気持ちを明るく前向きにしてくれます。

 

その他にもリフレッシュやストレス解消などの効果があります。

 

イランイラン

イランイランはエキゾチック系のアロマオイルです。

 

エキゾチック系ではその他にジャスミンが有名です。

 

イランイランは熱帯地方の植物で、南国をイメージさせるエキゾチックな香りは、心を落ち着かせ幸福感をもたらします。

 

ブラックペッパー

ブラックペッパーはスパイス系アロマオイルです。

 

料理でもよく使われるブラックペッパーは、ピリッと刺激的な香りで、心身を温め、神経系を強化して精神力を高めます。

 

食欲増進、意欲向上にも効果的です。

 

その他にも抹茶やほうじ茶などのアロマもあり、本当に種類が豊富で効果もさまざまです。

 

いずれのアロマオイルにも、基本的にはリラックス効果、リフレッシュ効果が含まれているので、サウナで日常の疲れた心や体を癒すにはアロマは最適といえるでしょう。

 

“香りの脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

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香りは脳に直接働きかけて情動反応を起こしますのでとても大切です。

 

へなお
たとえば日本の伝統食のひとつである“蕎麦(そば)”。

 

実は蕎麦には香り成分しかなく、甘みやうま味、酸味など味覚で感知できる成分はほとんど含まれていません。

 

つまり”蕎麦には味がない”ということになります。

 

しかし多くの人は蕎麦を食べて「美味しい」と言いますよね。

 

これは蕎麦の香りが風味を引き立てて、脳に美味しいという情動反応を引き起こしているのです。

 

へなお
もっと言えば、夏になると多くの人が食べる“かき氷”。

 

へなじんさん

イチゴにしようか?

それともブルーハワイ?

それともメロン?

 

なんて悩んでしまいますよね。

 

しかし、かき氷専門店などは別として、多くの一般的なお店のかき氷のシロップの原材料は、実はすべて一緒なのです。

 

かき氷のシロップの主な原料は、すべての種類において甘い液体である「果糖ブドウ糖液糖」です。

 

これに香料や着色料、酸味料、保存料などを加えて、別の味として売っているのです。

 

へなお
ですから味としてはイチゴもブルーハワイもメロンも同じ味です。

 

それを違う味に感じさせているのが香りと色です。

 

赤い色でイチゴの香りがすると、脳はイチゴを食べているように錯覚しているわけです。

 

これが「信じられない…」という人は、目を閉じて鼻をつまんでかき氷を食べてみてください。

 

きっと何の味かよくわからないはずです。

 

へなお
話はそれましたが、そのくらい香りは脳に強い影響を与えているのです。

 

サウナにおけるアロマの脳科学的な効果

アロマ-3-min

ここまではサウナと香りの一般的な話をしてきました。

 

ここからは脳科学的にサウナと香りの関係を考えていきましょう。

 

匂いが脳の大脳辺縁系という部分に直接作用して、一時的に一気に湧き上がる情動反応を引き起こすことは説明しました。

 

ではアロマの香りには本当に脳に作用して、リラックス効果やリフレッシュ効果を引き起こす力があるのでしょうか?

 

へなお
実は科学的、医学的にはアロマのリラックス効果やリフレッシュ効果は微妙とされています。

 

アロマを使う際には、たいていそのアロマの効果効能の説明を受けてから使うはずです。

 

何のアロマを使っているのか、何の説明もないままに使うことはないはずです。

 

すると脳は「このアロマの香りを嗅ぐとこんな効果があるのか…」と思い込みます。

 

この思い込みがリラックス効果やリフレッシュ効果を引き起こしている…という意見があります。

 

”思い込みの脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

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さきほどのかき氷の話と同じ理屈です。

 

イチゴの香りがすればイチゴの味がすると思い込んでしまうのと同じで、アロマの香りを嗅ぐとリラックスしたりリフレッシュしたりしたように思い込んでしまうということです。

 

へなお
しかしこれはあくまでもひとつの意見であり絶対的なものではありません。

 

ですから「アロマテラピーには科学的にリラックス効果やリフレッシュ効果がある」という報告も当然存在します。

 

たとえば、先ほど説明したローズマリーのアロマを使った実験では、「ローズマリーの香りを嗅いだ人と嗅いでいない人では、記憶力に明らかに差が出て、ローズマリーの香りを嗅いだ人は高い記憶力を示した」という結果が科学的に証明されています。

 

とはいえ、すべてのアロマにこのような科学的、医学的な証明がなされているわけではありません。

 

つまりアロマの効果については、さまざまなバイアスがかかりすぎていて、科学的、医学的にすべてを完璧に証明することは難しいということです。

 

へなお
ここでちょっとわき道にそれて、みなさんは「プルースト現象」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

時には「プルースト効果」とも呼ばれます。

 

プルースト現象

『プルースト現象』

ある特定の香りから、それにまつわる過去の記憶が呼び覚まされる心理現象。

フランスの文豪マルセル・プルーストの代表作『失われた時を求めて』の主人公が作中で同様の体験をすることからこう呼ばれる。

2013年、この現象により脳の一部の働きが活性化し、健康状態も改善するという検証結果を、花王感性科学研究所や愛知医科大などの研究グループがまとめ、日本ストレス学会で発表した。

コトバンク

 

『失われた時を求めて』の本の中で、「マドレーヌが焼けた匂いとともに昔の記憶が甦(よみがえ)る」という一節から名づけられた言葉です。

 

「街ですれ違った人の香水の香りを嗅いだら、昔の恋人を思い出した」

 

「塩素の匂いを嗅ぐと、子供時代にプールで遊んだ思い出がよみがえる」

 

そのような経験をしたことがある人はきっと少なくないでしょう。

 

へなお
瑛人の「香水」という曲は、まさにプルースト現象を歌った曲と言えるでしょう。

 

ですから多くの人の共感を生んだのかもしれません。

 

さきほどご説明した嗅覚は脳の記憶の回路と密接に結びついています。

 

嗅覚で引き起こされた情動反応は記憶の回路に強く刻み込まれます。

 

“記憶の仕組みの脳科学”についてはこちらの記事もご参照ください。

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へなお
サウナとアロマの関係もプルースト効果が一役買っていると言えるでしょう。

 

サウナにリラックスやリフレッシュを求める人が、アウフグースによってアロマの香りを嗅いで、癒され心地よくなった。

 

このような記憶が脳に刻み込まれると、プルースト現象によって次にアウフグースを受けた時にも、アロマによってリラックス効果やリフレッシュ効果が引き起こされるのです。

 

プルースト現象は科学的に証明されている現象ですが、アロマの効果にプルースト現象が関係しているというのはあくまでも推測であり、科学的根拠はありません。

 

たとえばラベンダーの香りに嫌な思い出がある人が、サウナでラベンダーの香りを嗅いでも決してリラックスやリフレッシュはできないでしょう。

 

逆に嫌な思い出ばかりが蘇(よみがえ)ってしまうかもしれません。

 

しかし何もそこまで深く考える必要はないでしょう。

 

科学的、医学的に証明されていなくとも、サウナでアウフグースを受けて、アロマの香りで脳がリラックスしたりリフレッシュしたりできればそれでよいのです。

 

へなお
脳はすべてが解明されているわけではありません。

まだまだ未知の部分もたくさんあります。

 

自分の脳にあったアロマを見つけて、それでリラックスやリフレッシュできれば、脳科学的には「アロマに効果あり」と言ってよいのではないでしょうか。

 

サウナと香りの深い関係

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今回は「サウナのロウリュにアロマは効果的なのか?」について一般的な効果と脳科学的な効果について勝手に探ってみました。

 

へなお
いかがだったでしょうか?

 

なんだか取り留めのない話になってしまったかもしれませんが、少しでも何かのお役に立てれば幸いです。

 

へなお
ちなみに自分としてはサウナと香りに関するものは、なにもアロマだけとは思っていません。

 

当然アウフグースが行われていないサウナはたくさんあります。

 

そのようなサウナではアロマの香りは体感できません。

 

ではアロマ以外にサウナにはどのような香りが存在するのでしょう?

 

サウナに入るために銭湯によくいく方はお分かりかもしれませんが、銭湯にはそれぞれ独自の香りがあります。

 

お店の扉を開けて、ロビー、更衣室、そして浴室に入った時に、その銭湯がかもし出す独特の香りがあります。

 

へなお
特に自分が感じるのは水の香りです。

 

蛇口やシャワーから出る水の香りは、銭湯によって異なるように感じます。

 

水の香りを嗅いだ時に、

 

へなお
ああ…ここの銭湯の香りだ…

 

このように脳が情動反応を起こします。

 

当然あまり香りを感じない銭湯もあります。

 

そのような銭湯には当然深い思い入れは起こりません。

 

へなお
自分がもっとも心地よく安らぎを感じ癒される香りはなんといっても「COCOFURO たかの湯」の香りです。

 

たかの湯-1

 

「COCOFURO たかの湯」には「ミュージックロウリュ」はありますが、アウフグースはありません。

 

たかの湯-3

 

ですからアロマも使われていません。

 

しかしロビーから更衣室、そして浴室に入った時に感じる香りを嗅ぐだけで、脳がリラックス、リフレッシュするのを感じます。

 

「COCOFURO たかの湯」についてはこちらの記事もご参照ください。

ミュージックロウリュ-A1
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さらにサウナに入ると、たかの湯のサウナ独特の香りを感じ、そして癒されます。

 

さらには水風呂の香りにも癒しを感じます。

 

Twitterでサウナに訪問した書き込みをする際に、「ただいま」という言葉を使う人を見かけます。

 

「いつも通い慣れたサウナに戻ってきた」…という思いで「ただいま」という言葉を使っているだけかもしれませんが、そこにはその銭湯の持つ香りにHome感を感じて、「帰ってきたよ、ただいま」という情動反応が働いているようにも感じます。

 

サウナは何も身につけず裸で香りを感じる場所です。

 

鼻からだけでなく、肺からも全身の皮膚からも香りを感じます。

 

ですからいつも以上に香りに敏感になるのでしょう。

 

サウナと香りには切っても切れない深い関係があるのです。

 

自分が言うのはおこがましいかもしれませんが、「COCOFURO たかの湯」の暖簾をくぐり、自動ドアを開けた時に、心の中でいつも「ただいま」とつぶやかせていただいています。

 

へなお
「サウナ」についてもっと知りたい方は、こちらの書籍がお勧めです。

 

 

へなお
ぜひ参考にしてみてください。

 

“サウナと香りの脳科学”のまとめ

まとめ-conclusion1-N1

サウナと香りの関係を勝手に脳科学で説き明かしてみました。

今回のまとめ

  • 第3次サウナブームで沸きあがる日本では、多くのサウナでアウフグースが行われ、アロマが大活躍しています。
  • 脳が匂いを感じる嗅覚は特殊な回路であり、美味しい、楽しい、癒される、気持ちいいなどの情動反応を惹き起こします。
  • アロマは脳を刺激して情動反応を引き起こし、リラックス効果やリフレッシュ効果があるとされますが、科学的、医学的な根拠は確立していません。
  • 脳科学的なアロマの効果は、香りによって過去の記憶が呼び起こされるプルースト効果が関係しているのかもしれません。
  • サウナの香りはアロマだけではなく、それぞれの銭湯やサウナには独自の香りがあり、脳と深い関係で繋がっています。
  • ですから、脳はお気に入りのサウナの香りに導かれ、つい「ただいま」と言ってしまうのです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

今後も長年勤めてきた脳神経外科医の視点からあなたのまわりのありふれた日常を脳科学で探り皆さんに情報を提供していきます。

 

最後にポチっとよろしくお願いします。

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  • この記事を書いた人

へなお

▶脳神経外科専門医でアラフィフおじさんの「へなお」です。▶日々脳の手術、血管内治療、放射線治療を中心に某総合病院で勤務医をしています▶一般の方でも脳についてわかりやすく理解していただけるように、あなたのまわりのありふれた日常を長年の経験からつちかった情報をもとに脳科学で探っていきます▶多くの方に脳に興味をもっていただき、少しでもこれからの生活の役に立つ知識をつけていただければと思います!

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