誰でもモテるようになる究極のモテ術って何かないの?
そのような疑問に脳神経外科専門医であるへなおがお答えします。
このブログでは脳神経外科医として20年…多くの脳の病気と向き合い手術、放射線治療を中心に勤務医として働いてきた視点から、日常の様々なことを脳科学で解き明かし解説していきます。
基本的な知識についてはネット検索すれば数多く見つかると思いますので、ここでは自分の実際の経験をもとになるべく簡単な言葉で説明していきますね。
この記事を読んでわかることはコレ!
- 誰でもモテるようになる究極のモテ術を脳科学で説き明かします。
「モテる」を考える
「ジョハリの窓」の脳科学
- 究極のモテ術は自分と相手の隠された一面を解き放つことです。
- そのためには自分が知っている「自分の特徴」と他人が知っている「自分の特徴」を4つに分類した「ジョハリの窓」を理解することが大切です。
- 「モテるための窓」である「盲点の窓」と「秘密の窓」を解き放ち相手の窓も開いてあげましょう。
- 「盲点の窓」と「秘密の窓」が解き放たれると「開放の窓」が開かれ必ずモテるようになります。
- そして最後に「未知の窓」を開いた時にあなたは人としてさらに成長することができます。
あなたにとって「モテる」とはどういうことですか?
一概に「モテる」といっても大きく分けると次の2つのパターンがあります。
1つ目の「モテる」は1人の人に長く愛され続ける「一途な恋愛」です。
そしてもう1つの「モテる」は不特定多数の相手に好かれるいわゆる「ダメ男ダメ女」的な恋愛です。
この2つのパターンでは「モテる」ための方法は大きく異なってきます。
それぞれの「モテる」方法についてはこちらの記事をご参照ください。
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しかし実際には世の中そんなに単純ではなくどちらのパターンにも当てはまらないのにモテる人もいます。
逆にどちらのパターンにも当てはまらずに全然モテないなんて人もたくさんいるでしょう。
モテる人から見れば「そんな方法は当たり前にやっているよ…」なんて言われてしまうかもしれません。
しかしこの方法をしっかり理解していれば恋愛だけでなく仕事でもうまくいくことがきっと増えるはずです。
男女の恋愛における「モテる」だけでなく職場でも男女の枠を超えて同姓からも「モテる」ことが期待できます。
ジョハリの窓の脳科学-その1
究極のモテ術とは「相手の心の陰にスポットを当てる」ことです。
誰にでも必ず心の“あな”であったり心の“すきま”であったりのようなものが存在します。
たとえばどんなに明るい性格の人に見えても子供のころにつらい経験をしていたとか職場では他人想いのやさしい性格なのに親や兄弟と軋轢(あつれき)があって仲が良くないなどです。
誰にでもひとつやふたつは表向きとは違う側面…「隠された一面」を持っているものです。
相手のそんな一面に気がついてそれをズバリと言い当てる。
そしてそのことを「みんな知らないだろうけど自分だけはわかってあげているよ」という体(てい)で相手に伝える。
これができれば容姿なんてまったく関係なく確実にモテることができます。
ではなぜ相手の隠れた一面を言い当てるだけでそんなにモテるようになるのかそのカラクリを探っていきましょう。
「ジョリハの窓」を理解しよう
ジョハリの窓の脳科学-その2
ジョリハの窓とは自分が知っている「自分の特徴」と他人が知っている「自分の特徴」の一致・不一致を「窓のように見える4つの枠」に分類することで自己理解のズレに気づくための手法です。
そのズレを理解し一致させていくことで他人とのコミュニケーションを円滑に運ぶことができるようになるとされています。
ちなみにこの理論を発見して発表したのはジョハリさんではなくジョセフ・ルフトさんとハリ・インガムさんという2人の心理学者で2人の名前を組み合わせてジョリハと名付けられました
ヒトの思考や行動は意識するよりも無意識で行っていることが多く9割近くを占めるとも言われています。
特に悪い習慣は無意識で行っていることが多くなかなか修正することができません。
ですから無意識を少しでも減らしてい意識化することができれば自分自身を変えて今までにない自分を生み出し円滑なコミュニケーションを行うことが期待できます。
無意識とは自分では気づいていない潜在的な意識でありこれを変えるにはそれなりの方法は必要です。
そこで有効に機能するのが「ジョハリの窓」なのです。
上の図の中で人間関係をうまく理解できずストレスを感じやすい人…つまりモテない人は「盲点の窓」と「秘密の窓」の割合が大きくなっています。
逆に人間関係を円滑に運べる人…つまりモテる人は「開放の窓」の割合が大きくなっています。
ジョハリの窓の脳科学-その3
つまりモテるようになるためには「開放の窓」をどんどん広げて知らない未知の自分の領域を狭めていけばいいのです。
盲点の窓
盲点の窓は「自分は知らいないのに他人は知っている」領域です。
この窓が大きいと自分のことがよく分かっていないということになります。
他人に指摘されて初めて知る自分の性質を受け入れることでこの窓は小さくなっていきます。
秘密の窓
秘密の窓は「自分は知っているけど他人は知らない」領域です。
この窓が大きいと他人に隠していることが多いことになります。
盲点の窓は無意識のうちに作り出されますが秘密の窓は自分で意図的に表に出さない領域であり自分をオープンにすることでこの窓は小さくなっていきます。
開放の窓
開放の窓は「自分が考えていることと他人から見えていることが一致している」領域です。
この窓が大きいと自分のことを自分自身も他人も理解している非常に効率的な状態になりますが、逆に窓が小さいと自分も他人も誰も自分のことを理解していないという悲しい状態となります。
未知の窓
未知の窓は「自分にも他人にも分かっていない潜在的な未開発」の領域です。
新しいことにチャレンジしてこの領域を開拓すると他の3つの窓に新たな項目が移り開発の窓を大きくすることで未知の窓は小さくなっていきます。
「モテるための窓」はどこにある?
先ほども書きましたがモテるためにはジョハリの窓のうち「盲点の窓」と「秘密の窓」の割合を小さくして「開放の窓」の割合を大きくする必要があります。
もっと言えば相手の「盲点の窓」と「秘密の窓」を小さくしてあげることができればそれは自分にも効果的に働きモテ度がぐっと上がります。
なんて指摘されたらどうでしょう?
中には
なんて思う人もいるかもしれませんが自分では気づいていなかった長所をさりげなく言い当てられると
なんて展開は好感度を上げる要因になります。
たとえば
「秘密の窓」は自分は知っているけど他人は知らない秘密の領域です。
そこをズバリと言い当てられたらどうでしょう?
ちょっとドキッとしませんか?
なんて思っちゃいますよね。
隠していたつもりが実は自分の気持ちは見抜かれていた… そんな気持ちは好感度を上げる要因になります。
しかし他人の窓を開くにはそれなりのテクニックが必要です。
無造作に窓をあけに行くと逆効果なんてことも充分に考えられますので注意が必要です。
では次は「モテるための窓」を解き放つためにはどうすればよいかを探っていきましょう。
「モテるための窓」を解き放とう
「盲点の窓」と「秘密の窓」はまさに心の陰であり隠された一面です。
しかし相手の隠された一面を見つけるのはそうたやすいことではありません。
当てずっぽうに言ってもどうにかなるものではありません。
ではどうしたら相手の隠された一面を見つけ出してモテることができるのでしょう?
それには2つの方法があります。
まずは自分の「盲点の窓」と「秘密の窓」を小さくすること
そして相手の「盲点の窓」と「秘密の窓」を小さくしてあげること
です。
自分の「モテるための窓」を解き放とう
相手の前にまずは自分の「モテるための窓」をよく理解することが大切です。
まずは「盲点の窓」です。
盲点の窓は多くの思考や行動を支配している無意識の潜在意識が作り出しています。
無意識の盲点に気づき改善することはなかなか難しいことです。
しかしできないことではありません。
そのためには思い込みを減らすことです。
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人は多くの人との関わり合いによって生きています。
ですから他人を意識するばかりでなく常に自分自身を見つめなおすことが大切です。
また自分で思い込んでいることが間違えていることもきっとあるはずです。
他人から意見を冷静に受け止めてフィードバックしていくことが重要です。
続いて「秘密の窓」です。
誰しも他人に対して隠していたいことは少なからずあるはずです。
ですから秘密の窓を開くことは容易ではありません。
自分を隠すもっとも大きい理由の1つは自分をさらけ出して嫌われたくない、相手に良く思われたいという本能です。
しかし自分を隠してばかりいると人と接することが怖くなりストレスがどんどん溜まってしまいます。
しかしもし自分をさらけ出しても相手がそれを受け入れてくれたらどうでしょう?
きっと楽になるはずです。
なにもすべてをさらけ出す必要はありません。
秘密が1つもない人などいないはずです。
自分の中でオープンにできることできないことを取捨選択して少しでも自己開示できればきっと何かが変わってくるはずです。
自分の性格を変えるのではなく自分は「こうありたい」という理想の自分に少しでも近づくことを考えればよいのです。
このようにして自分の「モテるための窓」を解き放つことができればきっと相手にもそうあって欲しい願うようになり相手の窓を解き放つこともできるようになるはずです。
相手の「モテるための窓」を解き放とう
自分の「モテるための窓」を解き放つことができたら次は相手の「モテるための窓」を解き放ってみましょう。
そのために必要なことは「会話をしながら少しずつ相手の窓を探っていく」ことです。
いきなり正面突破しても相手は窓を閉ざしてしまいます。
自分が盲点や秘密の窓を解き放った時のことを思い出してさまざまな方面から言葉をかけてその返答や仕草をヒントにちょっとずつ窓を開いてあげるのです。
脳の中で盲点や秘密になっていることの原因の多くは子供のころの経験にあります。
子供の時に苦い経験をしたことは大人になっても無意識的に避けて自分でも本能的に目を背けて見ないようにしてしまいます。
意識して他人には気づかれないように隠そうとすることもきっとあるはずです。
ですから子供時代の話をさりげなく聞いてみるのも効果的な方法です。
また「秘密の窓」を言い当てることにも繋がりますが人は自分だけのこだわりポイントを人に言ってもらえるとすごくうれしいものです。
それが意識的なモノでも無意識的なモノでも脳は快感を得ます。
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たとえばよくある話ですが
「髪型を変えた」
「いつもとは違う色合いの服を着ている」
など他人にしてみればよく見ていないと気づかないようなことでも自分にとっては大きな違いでこだわりを持っていることは少なくありません。
それをズバリ言い当てられると
そんな気持ちが相手の脳の扉を少しずつ開いていきます。
ただしあまり深入りしてやりすぎると
と思われてしまいますのでご注意くださいね。
何ごとも適度にバランスをとることが大切です。
言うならば適当ぐらいがちょうど良いのです。
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ただやみくもに言葉を並べるのではなく相手の盲点と秘密の窓を少しずつでも解き放とうと意識して行動することが大切です。
そもそも相手の心と脳の中にある繊細で柔らかな部分に触れるわけですから相手の往来度を傷つけないように丁寧に言葉を選んで伝えないとなりません。
ドキッとさせるどころか場合によっては相手を怒らせかねません。
ただたとえ怒らせてしまってもそれをチャンスに変えることもできます。
脳は怒りを感じると相手の印象を強く刻み込む習性があります。
またマイナスから入ることでその後のプラスがとても目立ちやすくなるというメリットもあります。
最初の出会いは最悪だったのにその後お互いを理解し合うことで最終回にはハッピーエンド…なんてドラマによくありそうな展開ですよね。
いずれにせよあるがままの相手を受け入れて認めてあげる「他者受容」が大切です。
そのためにもまずは無意識の中に押し込めていた自分を自覚してあるがままの自分を受け入れる「自己受容」をしてみてください。
「未知の窓」までたどり着け
自分と相手の「モテるための窓」である「盲点の窓」と「秘密の窓」をいかにして解き放つかについて探ってきました。
「盲点の窓」と「秘密の窓」が解き放たれるとお互いの理解が深まり自然と「開放の窓」が開かれていきます。
しかし最後にさらなる秘技があります。
それが「未知の窓」です。
ジョハリの窓の脳科学-その4
モテることで今まで知らなかった新しい自分を発見すると「こうありたい」と思う自分の理想像が浮かび上がり「未知の窓」が開かれて潜在意識が動き出します。
脳は意識して持っている自己イメージと違う行動や言動をしようとすると抑制機能が働いてストップをかけます。
ですから「未知の窓」を開いて新しいことにチャレンジするには葛藤がつきものです。
しかし脳の中に「こうありたい」という具体的なイメージが出来上がっていれば脳は徐々に抑制をしなくなり新たな自分らしさを獲得する意欲が湧きあがってきます。
見た目は想像以上に自分の脳にも相手の脳にも刺激を与え意識を変え行動を変えるきっかけになります。
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なんて思ってませんか?
きっかけはなんでもよいのです。
ジョハリの窓の脳科学-その5
自分が変わりたいという意識さえあれば誰でもなりたい自分に近づくことができるのです。
“「ジョハリの窓」の脳科学“のまとめ
誰でもモテるようになる究極のモテ術を脳科学で説き明かしてみました。
今回のまとめ
- 究極のモテ術は自分と相手の隠された一面を解き放つことです。
- そのためには自分が知っている「自分の特徴」と他人が知っている「自分の特徴」を4つに分類した「ジョハリの窓」を理解することが大切です。
- 「モテるための窓」である「盲点の窓」と「秘密の窓」を解き放ち相手の窓も開いてあげましょう。
- 「盲点の窓」と「秘密の窓」が解き放たれると「開放の窓」が開かれ必ずモテるようになります。
- そして最後に「未知の窓」を開いた時にあなたは人としてさらに成長することができます。
今回の記事がみなさんに少しでもお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後も『脳の病気』、『脳の治療』、『脳の科学』について現場に長年勤めた脳神経外科医の視点で皆さんに情報を提供していきます。
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